交換留学時代の記憶@アメリカ

2018年1月から11月までイリノイ州にて交換留学をしていました。当時を振り返りながら、アメリカについて紹介します。

9:備忘録:春学期の学びと一人旅をする理由

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 こちらは世界一と言われるネブラスカにあるヘンリードーリー動物園にいた寝ているトラの写真です。

 

 皆様お久しぶりです。今回は約1ヶ月間僕が何をしていたのか、何を思ったのか、そして今僕は何をしているのかについて書こうと思います。日記みたいなものですので、興味のある方のみで結構です。

 

<春学期>

 春学期は僕にとっては非常に大切な学期だったと思います。簡潔に述べますと、留学を通して何をしたかったのかと言う原点に立ち戻る良い機会でした。冬学期の授業と比べて試験の難易度が上がり、中間考査で全教科大失敗をしてしまった時から全ては始まったと思います。

 日本でごく普通の大学生をしていた頃はいくらテスト酷い点数を取っても反省せずに、テスト終わりにはすぐにまたいつも通りスポーツに打ち込むだけでした。しかし今回、これを機に何故ここに留学しているのかを真剣に考え直しました。原点はどこにあったのかを考え直した結果、それは本場のリベラルアーツ教育を見たい、と言う所にありました。思い返せば高校生の頃からリベラルアーツ教育には魅力を感じていて、大学に入学して留学する機会を得られた時には必ずアメリカのリベラルアーツカレッジに留学しようと決めていました。

 それなのに何故、こんな事態になっているのか、原点に立ち戻ると自分は目的意識を完全に失ってしまっていた事に気が付きました。あくまで自分の場合ですが、目的と言うものは日々考えていないとまたどんどん薄れてしまって、毎日の忙しさに流されて何も考えないまま生きてしまう事も学びました中間考査で失敗してからは、自分の行動を時間と共にノートに書き出したり、寝る前に必ず翌日のタスクを管理すると言った行動を習慣化し、期末考査で挽回出来るように努力を続けました。おそらく、授業は全てどん底からでしたがパスする事が出来たと思います、まだ分かりませんが(笑)こうした経験も、常に反省の行動を取る大切さを僕に教えてくれています。今まで長い間、個人競技を中心にやって来ましたが、成績が伸び悩んだり理想を求める時はいつも自分の動きを動画に撮り何度も見返したりします、全く同じ事です。こうした経験から、春学期の10週間は多くの事を僕に教えてくれたと思います。

アメリカ一人旅>

 春学期が終わってからは、4週間を使ってアメリカを一人旅する事にしました。夏休み前には友人に旅に誘われましたが全て断りました、すみません(笑)それなりに理由があります。

 まず一人旅の良い点は全て自分の意思で行動出来る点にあります。事実、複数人でいると行きたくても行けない場所が数多く出て来ます、何故なら一人一人趣味や嗜好は違うからです。せっかくアメリカで4週間旅行するのですし、僕は自分の行きたい所を自分のタイミングやペースでじっくり巡りたいと思いました。

 二個目の理由としては、自分で考える機会として最適だからです。毎日生きていると、知らぬ間に誰かの考え方や物の見方に頭の中は支配されています。しかし一人で旅をする事で、全ての決断は自己責任という状況が作り出されます。自分を信じて毎日の計画を立てて生きていくしかありません。結果的に自分を信じる、すなわち自信にもなると思いましたし、一人旅はそう言った点で魅力的でした。

 そして最後は、感謝の気持ちを忘れない為です。一人で旅をしていると言っても、一人で全てを解決出来る訳ではありません。野宿をしている場合は別ですが、宿を貸してもらうにしても道を聞くにしても、全て見ず知らずの人の手助けで毎日を生きられています。例えば道を聞いても皆が皆親切に教えてくれる訳ではありません。人の親切を当たり前と思わない、これが大事だと改めて思います。些細な優しさをしっかり見逃さないような人になりたいです。

 

<まとめ>

春学期での学び、そして一人旅をする理由について個人の考えた事を軽くまとめてみました。旅行が終わり次第、訪れた州について1記事1記事まとめてみたいと思っています。それでは。